--AGCテクノグラスに入社を決めた理由を教えてください
大学で物質工学の勉強をしていたこともあり、材料メーカーや素材メーカーを志望していました。
職種としては開発系を視野に入れていたのですが、AGCテクノグラスの説明会に参加した際に、知財業務の担当者の募集があることを知りました。
知財に関しては無知でしたが、話を聞いて興味を持ち、面接でも知財業務をやりたい、とアピールしてきました。
説明会に参加した際のアットホーム感も気に入りました。また、親会社がAGCだったのもあり、安心できる企業だと思ったのも決め手の一つです。
--実際にAGCテクノグラスで働いてみて、どのような会社だと感じていますか?
現場職以外の全部署の座席がワンフロア内にあるので、部署間の壁を感じない、アットホーム感があると思います。
また、AGCからのサポートも手厚く、社内の人間だけでなくAGCグループの方々との交流が多いのも、開発促進の一つであると感じています。
また、私は2018年に出産をし、産休・育休取得後、時短勤務制度を活用し仕事復帰をしています。
子供の体調などで急にお休みをもらうこともありますが、周りの方々のサポートも手厚く、育児と仕事の両立ができていて、すごく感謝しています。
--現在の担当業務について教えてください
主に、社内で出た発明の特許・意匠・実用新案・商標の出願対応や、開発担当者らに知財面でのサポートを行っています。
1つの事業に限らず、複数の事業に関与させていただいております。
--「辛かった、大変だった」仕事を教えてください
外国の特許の権利化です。日本と制度も違えば、言語も違うので、特許庁からの指令や特許の文章を読むのも一苦労です。
それを権利化に導くための検討をしなければならない、となると1つの案件に何日も頭を悩ませて、頭が痛くなる日もしょっちゅうでした。
たくさん悩んだ案件で、結果的に権利化を断念せざるを得なくなったときは、悔しい思いでいっぱいでした。
今でも、こうしてたら権利化できてたのかな?とか考えてしまうこともあります。
--また、そこからどのようなことを学びましたか?
関係者とのコミュニケーションの重要さです。特許の業務だから、知財担当者だけが動くということはなく、特許に記載された発明をした人や、現在その発明にかかわる業務に携わっている製造、営業の方からの意見を聞いて判断していくことが大事だと学びました。
私の独断で決めるのではなく、早い段階から密な意見交換が重要だと思いました。
--やりがいを感じる時を教えてください
自分が関わった特許が登録になった時です。出願時や、拒絶理由応答時に難しくて悩んだ案件ほど、登録になった時の嬉しさはとても大きいです。
毎回うまくいくわけではなく、登録の許可が下りず、事情により権利化を途中で断念しなければいけなくなるなど、悔しい思いをすることもありますが、次こそは!と思って頑張っています。
--これからの目標を教えてください
仕事と育児を両立しつつ、知財の担当者としてスキルアップをしていきたいです。2020年に2度目の出産を控えているため、もう一度産休・育休を取得します。
約1年は育児に専念し、また復帰してからは、時短勤務を活用させていただきながら、業務に取り組んでいきたいと思います。
ブランクはできてしまいますが、知財担当者としてより活躍できるよう、勉強を重ねていきたいと思います。
休日の過ごし方
共働きなので、家のこと、買い物などは休日にまとめてやるようにしています。
また、子供が生まれる前から旅行も好きで、出産後も時間があれば遠出したりしています。
ただ、行先が水族館だったり、アンパンマンミュージアムだったり、子供向けの場所に変わりました。
最近は、子供が料理に興味を持ちだしたので、お菓子作りやパン作りを一緒にやることもあります。
子供はお手伝い、というより散らかすだけなので片付けが大変です・・・。